キャリアって?
元々、キャリアという言葉は中世ラテン語の「career」から来ており、この言葉は、「車道」「轍」を意味する。
人が生きてきたその足跡に転じ、生涯や人生そのものを表すようになった。
「職業」上のキャリアと「人生」上のキャリアの二つの側面があル。
また、「内的キャリア」と「外的キャリア」という捉え方もあ流。
外側から見て取れる職種や組織内での役職などの「外的キャリア」と
価値観や自己概念などその人がその人であるが故の「内的キャリア」である。
20世紀以降、いろんな理論家がさまざまなキャリア理論を展開している。
キャリア形成って?
キャリア形成とは?
労働者が、
①その職業能力を確認しつつ、
②自らの職業能力設計に即して、教育訓練を受け、
③企業を超えても、自らの職業生活設計に即して職業訓練や実務経験を積み重ね、
④実践的な職業能力を形成すること。
職業生活設計とは?
労働者が、
自らその長期にわたる職業生活における職業に関する目的を定めるとともに、
その目的の実現を図るため、その適性、職業経験その他の実績に応じ、職業の選択、職業能力の開発及び向上のための取組その他の事項について自ら計画することをいう。
平成27年度・第7次職業能力開発促進法に定義
つまり、キャリア形成とは、
キャリアの棚卸し=自分の能力を確認しながら、
キャリアデザイン作成=仕事をしていく中で、未来に向けて職業生活設計=キャリアデザインを描き、その実現に向けて、
スキルアップ=自らの能力を開発し続け、
自分の力としていく、そのプロセス全般を指す。
今、個人に求められるキャリア形成意識
今、時代は目まぐるしく変化しており、同じ企業にずっといたとしても、仕事の仕方、求められるスキルも変わっていく。
年月とともに、自身の立ち位置・役割も変わっていく中で、
それに対応できるよう、職業生活=キャリアを伸ばしていくことは、今や必須の世の中である。
また、その仕事ならでは、のスキルだけでなく、
社会で生きていくために、どんな会社に勤めても必要なスキル(ポータブルスキル)も大事になってくる。
働く人が自ら主体的にキャリア形成に取り組みまなければならない時代。
この「自ら」という言葉は、日本の労働者の職業能力開発についての法律「職業能力開発法」で
平成13年(2001年)に初めて使われている。
これから先、変化に対応するためにも、長くなっていく職業生活においても、
労働者自身が自分で自ら能力を伸ばしていくという意識が必要なのである。
キャリアコンサルティングって?
そして、このキャリア形成に、キャリアコンサルタントが関わることが求められている。
元々民間資格であったキャリアに関するさまざまな資格を統合し、国家資格となったのは2016年。
職業能力開発促進法にて、キャリアコンサルタントが行うキャリアコンサルティングについて、次のように規定されている。
キャリアコンサルティングとは?
労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、
平成27年度・第7次職業能力開発促進法に定義
助言及び指導を行うこと。
助言及び指導
「クライアントの知らない情報などを含めて、提案できること」
キャリアコンサルタントがクライアントに対して、上から目線で指導するというような意味では決してない。
資格を取得して、キャリアコンサルタントとして活動するようになっても、常に一人一人が人間性を磨き、自己研鑽を意識するよう、
キャリアコンサルタントとしてどうあるべきか、
キャリアコンサルタント養成講座の中で、繰り返し、周知される。
特に「自己研鑽」と言う言葉はずっとついてくるものであり、常に意識していく必要がある。
キャリアコンサルティングの役割と意義
労働者が自ら主体的なキャリア形成を目指すには、労使協働の取り組みが必要である。
- 職業を中心にしながらも、個人の生きがい、働きがいまで含めたキャリア形成を支援するものである。
- 個人が自らキャリア・マネジメントをすることにより自立・自律できるよう支援するものである。
- 個人と組織との共生の関係を作る上で重要なものである。
- キャリア形成やキャリアコンサルティングに関する教育・普及活動、環境への働きかけ等も含むものである。
具体的な役割
- セルフ・キャリアドックの推進
- キャリアコンサルタントをキャリアコンサルティング面談に活用する、職業能力開発推進者として配置する
- ジョブ・カードを活用したキャリア形成の促進
- キャリアコンサルティングを経験する機会を広める(企業内でキャリアコンサルタントによるキャリアコンサルティングを普及・推進させる)


コメント