目次
アセスメントとは?
「査定・評価」の意で、キャリア発達の観点から、個人の状態を把握・分析する。
キャリアコンサルティングでアセスメントを用いる場合、主に、CLの自己理解を促進する目的で使用される。
目的
- 自己理解…CLが何をしたいのか、何ができるのか、何が大切なのか、どんな特性があるのか自己分析。
- ギャップ分析…自己理解の結果と希望する職業・職務の要件と比べる。
- マッチング…適性のある職業・職務について検討。
- 能力開発…希望する職業・職務について、どのような能力・適性が必要か計画作成。
留意点
- 検査の限界を認識する。体調や心境で結果が左右されることも考慮する。
- 目的や対象者に合っている妥当性・信頼性の高いものを使う。
- マニュアルを遵守する。専門家しか実施できない検査は、専門家に委ねる。
- 結果の解釈について、拡大解釈しない。結果を絶対視せず、客観的な資料として利用するにとどめる。
- 実施中の態度や様子も含めて、CLをしっかり観察し、結果のフィードバックを行う。
- CLの役に立つ前提であり、必要ないのに使うことを避ける。事前に得られる結果や使途、目的を説明し、CL自身が納得して臨むことが必要。
フォーマルアセスメント(標準化検査)
標準化するにあたり、大量のデータを収集・分析しているアセスメントを「量的キャリア・アセスメント」ともいう。
| 定義 | 標準化(信頼性・妥当性)の検証を得ている。 |
| 特徴 | 結果が客観的に数値化・標準化されている。 数値結果が得られるため、評価・比較しやすい。 客観性が高い。 マニュアルを遵守しなくてはならない。 専門家しか実施できないものもある。 |
| 目的 | キャリアについての自己理解を深める。 CCがCLを理解する。 CLの意識や心理状態が明らかになる。 |
妥当性
検査で測定したい内容を、適切に測定できていることが大切である。
- 内容的妥当性…多くの専門家の意見が一致している。
- 基準関連妥当性…目的となる具体的な行動を適切に推定・予測できている。
- 概念的妥当性…測定しようとしている心理学的な特性をどの程度測定できているか。
信頼性
測定結果が安定していること。
誰が実施・採点しても同じような結果となること。
- 再検査法…同じ検査を同じ被験者に実施、同じような結果が出る。
- 並行法…内容や難易度が同程度のものを2つ実施する。
インフォーマルアセスメント(非標準化検査)
「質的キャリア・アセスメント」ともいう。
| 定義 | 目的に合わせて個人的に作成できる。 |
| 特徴 | 作成者の主観が入りやすい。 数値データだけでなく、過程や反応の理解が可能。 運営・実施に時間がかかる。 運営者に一定の知識・経験が必要。 CLが取り組みやすい。 |
| 目的 | キャリアについての自己理解を深める。 CCがCLを理解する。 CLの意識や心理状態が明らかになる。 グループカウンセリングでのテーマ提供や情報収集ができる。 |

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