目次
エリクソンの発達段階
生涯を通じた発達段階と各段階での課題
生涯を8つの発達段階に分け、各段階で直面する心理的課題を乗り越えることで成長し、達成できなかった時に陥る危機がある。
| 発達段階 | 獲得すべき課題 |
| 乳児期 | 基本的信頼 VS 信頼感 自分を愛してくれる人からの愛を実感することで、自分への愛情が芽生えていく。 |
| 幼児期前半 | 自律性 VS 恥・疑惑 自分の意思でコントロールし、自信につながっていく。 |
| 幼児期後半 | 自主性・積極性 VS 罪悪感 自分で考えて行動することを学ぶ。 |
| 学齢期 | 勤勉性 VS 劣等感 「やればできる」の経験と実績を積む。 |
| 思春期〜青年期 | 自我同一性の獲得 VS 自我同一性の拡散・混乱 「私は何者か?」から「自分は自分」と認識し、これからの自分の確立する方向へ向かう。 |
| 前成人期 | 親密性 VS 孤独 人との付き合いを覚え、互いを尊重し合うことを覚える。 |
| 成人期 | 生殖性 VS 停滞 他者の成長を助ける。 |
| 老年期 | 統合 VS 絶望 自身の人生を肯定できる。 |
アイデンティティとは?
また、エリクソンは「アイデンティティ(自我同一性)」という概念を提唱した。アイデンティティは、青年期に獲得すべきとされているが、その後も生涯にわたって、維持・修正されていくものとされている。
- アイデンティティ
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「私は私である」という自我、意識、確信。自分の核となるもの。
以下の要素で構成されることが重要である。
・自分らしさ…過去から未来までずっと「私は私である」という一貫した気持ち。
・独自性…他の誰とも違う唯一の存在。
・自他共の認識…自分で自分を認識でき、他者からも認められているという気持ち。
エリクソンは、アイデンティティを獲得していく時期を「モラトリアム」と名付けた。
自分自身について模索し、確立していく中で、社会的な制約や義務から逃れられるこの期間を活用して、アイデンティティを獲得することが望ましいとされる。

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